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今月の建築家

2009/03/30

ラ メゾン ブランシュ+K邸

豊中市の北部、箕面の山へ続く幹線道路沿いに建つレストラン(1、2階)と自宅(3階)が併用されたRC3層の建物である。計画地の道路向かい側で10年間営業され、リニューアルするか移転するかで迷っていた時、計画地を購入出来るチャンスに恵まれた。施主は関西では著名なオーナーシェフで熱烈なファンも多い。

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2階レストラン夕暮れの様子 waiting spaceから個室の方向を見る

 

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計画は3階自宅の生活臭を消し、フレンチレストランとしての非日常性を際立たせること。建物の高さは10mを超え(レストラン部分の階高は4mある)、豊中市の中高層規制に抵触する。景観条例(店名は白い家だが白色に対するマンセル値の規制、3階部分の外壁色に対する指導、植栽計画の指導等)をクリアするため、豊中市へ着色模型を持参し設計意図を説明しながら了承をいただくというような作業を繰り返した。

 シェフの料理に対する情熱とその料理を提供する空間のこだわりは並大抵ではなく、閉店後の店内で深夜まで打合せが続く日々。私も食べることが好きで、彼の料理の原点、かつて修業していた南仏カンヌ近郊の2つ星レストランを訪れたこともあり、南仏独特の光と影のイメージを店舗に生かしたいという共通のテーマが2人を日々突き動かしていたのかも知れない。最終的にその思いは木漏れ日をモチーフにしたデザイン壁や3m×3m厚さ12mmのガラスを嵌め込んだ連続した開口部、水面のゆらめきを天井に映す玄関ポーチなど、そこここで「光が遊ぶ空間」へと昇華していった。

 模型上から 2階店舗部分はキャンティレバーになっていることが分かる 

 

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3上段左:1階駐車場 EVホールを見る
 木漏れ日をデザインした壁から光が差し込む
上段右:道路向いから
 日が落ちるとともに3階の姿は薄れていき、
 2階のレストランが浮き上がってくる
中段左:2階レストラン 日暮れの様子
中段右:2階レストラン
 光が反射して本物の木漏れ日のように映る
下段:3階K邸リビング テラスの方向を見る

 

3階住居部分は料理作りに専念する為、余分なものを排除しストイックな空間を希望された。
テラスからは南に大阪梅田の高層ビル群、西に六甲の山並みを望むことができるほど空間の抜けがあり、日々の光の移ろいや夜空に輝くオリオン座も見てとれる。

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3階K邸テラス リビングの方向を見る 下方には以前営業をしていたお店が見える

 

スタジオクランツォ一級建築士事務所  http://www.studiocuranzio.com
山口是彦 / Yoshihiko Yamaguchi
山口是彦

1990年 建築デザイン工房設立
2001年 スタジオクランツォ1級建築士事務所設立
2006年~中央工学校OSAKA講師
第18回INAXデザインコンペティション銀賞「S邸」
第19回INAXデザインコンペティション銀賞「鴻池の家」
第20回デザインコンペティションテーマ賞「北摂の民家」
第13回住いのリフォームコンクール企画賞「北摂の民家」
第1回エフィル空間プランニングコンテスト優秀賞

kawana @ 11:26 AM

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