
施主のY夫妻とは、2005年の山城の作品展で初めてお会いしました。
会場では熱心に作品をご覧になられており、我々の作品の前では「私、こんなシンプルでモダンが好きだったの!」と奥様がおっしゃられたことを覚えています。 打合せにはいつもお2人で来られ、私からの提案について2~3度の部分変更を経て、翌年の9月工事着工でした。
お2人の家造りへの考えがしっかりされていたのでしょう、工事も順調に進み、2007年3月に完成しました。

敷地は雛だん上に造成され、道路より約2m高く建ぺい率は40パーセントです。
お2人は周囲からの視線プライバシーと防犯を心配されており、室内はモダンで、合理的ながら落ち着きがほしいとのことでした。



私の提案は建物全体をワンボックスとし、その中に3つの中庭と家族の諸室を巧みに配しています。 各部屋はそれぞれの庭に面し、周囲からの視線と防犯を保ちながら、明るく風通しの良い快適な空間となっています。
道路レベルには、玄関とギャラリーを設け、オープンな駐車場の上に建物の一部が張り出した形態としたことにより、特徴のあるY邸の顔となっています。
写真家:スタジオポストモダン 泉幸男
田中幸実建築アトリエ http://www7a.biglobe.ne.jp/~ty-atelier/
田中幸実/Yukimi Tanaka

1969 (株)クボタ(鉄橋事業部橋梁設計課 入社
1975 渡米。建築の勉強を始める
1980 大沼設計事務所(東京) 入社
1985 安井建築設計室(大阪) 入社
1987 田中幸実建築アトリエ 設立
町田ひろ子インテリアスクール講師
兵庫県弁護士会 建築紛争専門員





