

「最初のコンセプトは貫き通せているか??」
ASJイベントでのお施主様との出会いからプランニングが始まり、基本設計の打合せを進める中で、常に頭の中でぐるぐると回り続け、私自身に言い聞かせてきた言葉です。
現地を訪れ、直感的に「これだー!」と思いついたのが、現在の完成した住宅の基本となる断面計画でした。 太陽の光と建築、そして内部空間が、どういうふうに戯れるべきか!
北側道路に面し小高い丘の上にある住宅街。 敷地形状、立地条件、太陽の光の取り入れ方。 そしてお施主様からのプランのご要望を最優先しながら、計画が進んでいきました。

平面計画はさまざまな可能性を追求しました。 しかしながら、私が最初に提案したプランの断面構造は最後まで残りました。 まだ見たことのない空間構成にもかかわらず、お施主様はおもしろそう!と受け入れて下さいました。

そして出来上がったのがこのお家!
特に北側に位置するリビング・ダイニング空間は必見です。 北側に位置する空間とは思えない明るさ、風通しを確保することができました。
一日を通し、そして一年を通し、自然光が微妙に変化するシーンを時間の経過とともに敏感に感じ取ることができ、楽しませてくれます。
一見、外観のデザインに重点をおいたように見えますが、けしてそうではありません。 屋根の勾配、開口部の位置、大きさ、すべてが内部空間と緊密な関係で決定されています。
ここから始まるお施主様ご家庭の成長とご健康を願い、この住宅が共に成長していくことを心から願っています。
真田一穂建築設計事務所 http://homepage2.nifty.com/azzurri/
真田一穂

1994 衛藤信一建築都市設計 入所
1999 フランス国立ナント建築大学 留学
2000 Gilles PERRAUDIN Architecte DPLG
2001 FORMA 6 S.A. D’ARCHITECTURE
2002 真田一穂建築設計事務所 設立
2006 京都芸術デザイン専門学校 講師





